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海外釣旅に思うこと

自分なりの雑感です。

1)どこでどんな魚をどのようなスタイルで釣るかについて思いを巡らすこと。
  そこから、すべては始まる。
  どこで(どんな自然環境の中で)なに(対象魚)を釣ろうかを考えることは、
  どんな夢を持つかということであり楽しいことだ。この時点で旅は、始まっている。
  行くまでのプランニングから、現場での釣、そして様々な思い(いい思いも悔しい思いも)
  を抱いて帰るまでが旅。それだけ楽しめるわけだ。
  しかも、国内の短い旅と違い、まったくの日常と違う空間に移動し
  釣のことだけを考える時間を手に入れるわけで
  釣好きにとってはこんなに幸せな体験は他にないのである。
2)信頼できる旅行代理店(及び担当者)をみつけること。
  夢を実現するための優秀なパートナーを見つけたい。
  すべて自分で手配して手作りの旅をというのが理想だろう。
  もちろん、自分の理想のフィールドを見つけ何度もリピートしてるうちに、
  特定のロッジのリピーターになり、自分でアレンジすることもあり得る。
  しかし、私のように1〜2年に1度の海外釣行という場合、
  様々な魚を経験してみたいので                                  
  その都度、希望する釣りに
対応してくれる代理店を選定し、
  そこに全ての手配を任せることにしている。
  個人手配が安いとは、限らない。
  また、事務的なことはプロに任せて、自分は何をどう釣るかに集中するほうが正解と思う。
  釣の専門誌等で調べ、複数の代理店を回る(連絡をとる)ことをお薦めする。
  80年代は、都内でも釣旅をアレンジする代理店は、ほんの僅かだったが、今は数多く存在する。
  ある特定のエリアまたはロッジに対して、ある代理店のみが独占的にルートを持っている
  ケースがあるので要チェック。
3)日程には余裕を持つこと。
  今まで、2度トラブルに見舞われ、日程通り帰国できなかった。一度は、アラスカで濃霧のため
  アンカレッジに戻るセスナが川から飛び立てなかったため、もう一度は、サハリンで空港までの
  4時間のオフロード・ドライブの途中に、ロシア製のジープのタイヤがパンクし予定の飛行機の時間に
  間に合わなかったため。2度とも1日遅れで帰れたが、前者の時は,
  翌日アンカレッジからファーストクラスの正規料金で
  帰らざる負えず大散財だった。なかなか難しいだろうが、日程にはゆとりを。
4)事前にレギュレーションをチェックすること。
 例えば、アラスカでは、厳格に釣をする場合のルールが設定されている。
 毎年、シーズンに入る前にDEPARTMENT OF FISH&GAMEから、
 発行される冊子には、詳細にエリアや川毎にレギュレーションが記載されている。
 フライ・オンリーあるいは、フックはシングル。対象魚種のバグリミット(制限尾数)。様々である。
 また、年度始めに発表したルールが、シーズン中に変更されることもある。
 ’99年の話だが、行く前までシルバーサーモンは、
 その川では1日3尾までキープOKだったが、行ってみると完全キャッチ&リリースになっていた。
 川に遡上するサーモンが予測より少ないため、”エマージェンシー・ルール”が発動されたのだった。

 よって準備するタックルに影響するので、できる限り事前に情報は収集したい。
 また、キープを考えていない場合はいいが、
 それこそ私みたいに1人で海外へ行く家族へのフォローとして”イクラをお楽しみ!”
 なんて言ってたらノー・キープだったなんて
 シャレになりません。
5)現地のガイドの言いなりにならないこと。
 その地に住み経験豊富なガイドの話は、たいへん貴重で参考になる。
 特にポイントに関しての知見は深い。
 だが、しかしである。そもそも釣の楽しみとは何か。
 なんでもいいから釣れればいいというものではない。
 参考にすべき意見は、聞き入れながら、どこまで自分の好きなスタイル
 (あるいは事前のプランニング)で釣るかを自分の場合はいつも考えている。
 でないとつまらないからだ。言いなりにやって(自分が納得すればいいが)釣れたとしても
 なんか自分で釣った気がしない。ガイドと口論になることもよくあること。
 向こうにすれば”初めて来たヤツがなにも知らないクセに
 なんで俺の言うことを聞かない”と思っているのだ。でも譲れないものは譲れない。
 結果は様々だが、予想外にいいこともよくある。その土地の定番パターンの釣り方と違うからこそ
 好結果を生むこともあり得るわけだ。
 (例えばルアーでいうとその地の定番より、japanese lureが大活躍するケースはよくあること。)
6)油断禁物。大物は、最後にやって来るということ。
 これは、本当。単にツキがまわってくる(もちろん運もあるけど)というだけではないようだ。
 限られた日数の中でもその川(あるいは魚)に対する攻略法が
 試行錯誤のなか日に日に進歩し、いい結果に現れてくるということと思う。
 だから、最後の1キャストまで油断できない。
7)ライン、スイベル、ルアー等のタックルの予備は多めに用意すること。
8)トイレットペーパーは、必需品ということ。

 原野にトイレなんてないから。これは、国内でも一緒ですね。
9)お酒を飲む人にたいせつなこと。
 原野の中にポツンとあるロッジ(ましてやキャンプ地)に好きな酒があるとは限らない。
 また、アラスカなどでは、ドライタウンといってエスキモーのアルコール中毒防止対策として
 スーパーやレストランなどでの酒販が一切、禁止されているエリアがたくさんある。
 一度、一週間ビールが飲めなくて死にそうだった。
 よく調べて準備されたい。サハリンに入ったときは1ケース・24本のビールを担いで持ち込んだ。
 そして、いつも必ずどこへ行く場合もバーボンを1本、バッグに入れていく。
10)防寒・防虫対策を忘れないこと。
 現地の気象状況は事前チェックを。それによってウエア等を充分検討し用意をする。
 また、虫対策。例えばアラスカでは、アンカレッジのアウトドアショップなどで
 虫除けクリームを売っている。これは効果抜群。ただし、肌に刺激がやや強い。
 日本の防虫スプレーは弱い。
11)クマについてのこと。
 これははっきり言って防ぎようはない。ただ、アラスカ・カナダの釣では、
 たいていボートでの移動が多いため
 山の中を歩いててばったり出会うというケースは殆どないだろう。
 ただし、日本とは比較できないほど、その生息数が多いため日常的に見かける。
 釣をしている川の対岸から、あるいは立ちこんでいる川の背後の森からと様々。
 現地ガイドに言われたのは、クマも人が怖いので滅多なことでは襲わない。
 大切なのは、クマに警戒心を抱かせないこと。
 こちらからクマとの距離を縮める動きは絶対いけないそうだ。
 クマが、獲物を襲おうと思ったら数十メートルの距離は一瞬と
 思えるほどのスピードで走るらしい。近くに現れた場合、人間は速やかに釣りをやめて
 クマが立ち去るのをじっと待つしかない。
 一度、若いクマがどうしてもわれわれの近くから動かないためガイドが
 クマよけスプレー(催涙ガス)で追い払ったことがある。
 

 それでは、いい釣を。Good luck!!

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